2013年3月31日日曜日

「身体で覚える」ということ1。音読について

日本語には「身体で覚える」という言葉がある。
日本語は身体関連の語彙が非常に豊富な言語で、
明治以来、日常の中からどんどん廃れつつあるようだが、まだ、身体に関する語彙は多い。
本来は、身体で覚えることが、得意な民族であったはずだ。
近年、その民族性は弱体化しているように見える。
教育において、やはり身体で覚える、という面が弱くなり、
頭脳面、知的面での学びが偏重されていることに対して、
身体で覚える、という面をもっと復興する必要がある。

読書をするなら、音読が、「身体で覚える」ということの適用になる。
ただ目で追う黙読より、音読。
口を動かすことが、身体に染みこませて良い。
(目で高速にインプットする速読は、また右脳の働きで別の話になろう)

近年、齋藤孝氏が「声に出して読みたい日本語」のシリーズを刊行し、
ベストセラーになり、
他にも七田式や様々なメソッドでも音読が実践され、
世間的にも再評価され始めている。

トロイ遺跡を発見したシュリーマンは、
各国語の聖書を、その国々の教会でブツブツと音読し、
10数カ国語を習得していったと聞く。

普通に読書をする際にも、専門書や論文などを読むときでも、
ただ目で追うよりも、口の中でだけでも音読する方が、
理解が早いことが得てしてある。
そして、覚えも良くなる。

音読は、身体で覚えることの大事な一歩だ。

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