「テラスコーレ」という学びのあり方を考える時、
「自分学」というものが、一つの核になると考える。
「汝自身を知れ」という格言が、ギリシャのアポロン神殿に掲げられているそうだが、
自らのパターンを知り、他者との関係性での傾向を知る、
ということなどは、生きていく上での,基本的な素養となる。
一方、シュタイナーなどは、
「己を知るには世界を知れ。世界を知るには己を知れ」という言葉を重要なものとしているが、
やはり、自らのみを知ろうとするのは無理がある。
世界・社会・他者との関わりの中での自分を知る,という意味で、
「自分学」ということは重要であろう。
そのためのツールとして、「日誌」「自己ジャーナル」が有効な手段となる。
書くことは、人間に与えられたありがたい機会。
充分活用したい。
また、自分を理解することと同時に、
他者を理解することの重要性がある。
特に家族がいる場合は、家族理解は,自分理解と同時に重要なものである。
自分学と同時に、他者理解の基盤として,「家族学」が必要であろうと思われる。
特に、自分が生まれた家族は、両親のみならず、祖父母の人生は,自分に非常に重要な影響を及ぼしていることが多い。
曾祖父母ぐらいまでは、かなり直接的・間接的影響を及ぼしていることが多いと伺える。
また、新しく他者とパートナーシップを持ち、子どもをもうけたのであれば、
パートナーや、子どもとの関係も、自分に大きな影響をもたらす。
更に、周りの人間関係も、様々に大きい。
それらのトータルさを含めた、実際的人間学としての自分学は、人生行路の中で重要な基盤となる。
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